今月も映画やマンガがメインで小説はあまり読めなかった。 U-NEXTで映画クーポンが毎月使えるので、映画館に行く習慣ができてありがたい。
小説 #
- DTOPIA
映画 #
- 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
当時はすごかったんだろうけど、さすがに今見るとネタが古臭いなあというのが正直なところ。 「囁くのよ、私のゴーストが」とか、教養としてみれたのはよかったと思う。 草薙素子の人間やめてる感が異様につよい。自分はアニメのSACの方が好きだなーとなった。 タチコマもいないし。
- イノセンス
なんか難しいうんちく格言セリフと仏教的な音楽に幻術をかけられて意識を失っていた(寝た) わざわざお金払って映画館で寝る人って人間としてどうなの?って思ってたけど、本当にそう思う。反省しています。
結果的に難しくなっている話は歓迎だけど、わざと難しくしているような作品は苦手だ。
- RRR
真の男の映画。それいじょうにゆうことはない。
- ネムルバカ
石黒正数原作のモラトリアム青春映画。 監督とポスター見てベイビーわるきゅーれだなあ〜と思ってたら会話がちゃんとベイビーわるきゅーれだった。
終盤の展開はベタだけどアツくて少し泣いた。しかしあの鬱屈した雰囲気はゼロ年代特有で現代にはちょっとそぐわない気も。 無性に居酒屋とライブハウスに行ってみたくなる映画だった。
- トワイライト・ウォーリアーズ
王道ジャンプ漫画みたいなカンフー映画。登場人物がみんなかっこいい。特に龍兄貴がイケおじすぎる。 観終わった後に調べて知ったんだけど、大ボス役、サモ・ハン・キンポーはジャッキーチェンやブルースリーの時代の香港映画で活躍していた俳優らしい。なるほどそりゃあ強いわ。 序盤からどう見ても三下キャラだった王九がめちゃめちゃ強かったのは新鮮で驚いた。 不思議と自分も強くなった気がする。
- ミッキー17
ありきたりな展開で正直微妙だった。ポンジュノ監督のSF作品、スノーピアサーは勢いあって好きだったんだけどな。 新鮮で面白いSF映画を作るのはもう難しいのかもしれない。
ドラマ #
- アオイホノオ
島本和彦の大阪芸大時代の自伝的漫画のドラマ版。 庵野秀明をはじめ、あれだけの才能が芸術大学の同級生として集まっていたのは本当にすごい。 とにかくギャグが面白いし、元気が出るとても良いドラマだった。 周囲の才能に圧倒され苦悩するホノオくんの姿は本来つらいものだけど、(自伝なので)ホノオくんも後に漫画家として成功することがわかってるから安心してみれた。
おそらくかなり美化されてるとはいえ現実にあった話なので、ドラマを観終わった後に岡田斗司夫による当時の裏話を調べるとめちゃくちゃ面白い。 ただ、色々掘っていると庵野とガイナックスのいざこざや、アニメ業界の闇の話とかを知ってしまって複雑な心境になった。
漫画 #
- ブルーピリオド 7 ~ 11巻
アオイホノオの芸術大学繋がりで、そういえば主人公が藝大に入学してからどうなったんだろうと思って読んでみた。(アニメは見たことあるが藝大入試まで) が、想像してた藝大生活とはかなり違っていて、教授からのアカハラや毒親描写などかなりきつかった。 おれは同級生たちと切磋琢磨しながら芸術の腕を上げていく青春が読みたいのに、なぜこんな理不尽で辛い話を…???
ということで11巻で中断した。このあと明るい話になるなら続きを読みます。
- ぼくらの 1 ~ 11巻
昔アニメで見たことがあったけど原作は全然違った。断然原作の方が面白いし傑作だと思う。 アニメと違って原作は軍の大人たちと協力する描写がかなり凝っていた。 日本が軍事的にアメリカから独立していたり、無人機を所有してはいけないという戦争のルールが追加されていたり。作者ミリオタすぎる… カンジ編は敵の戦術が練られているし、それを破る方法もかなり鮮烈で一番好きな話。と同時に一番メンタルにくる話でもある。
敵が地球人ではないというだけでかなり戦争を意識させられる物語だった。 鬱マンガというよりは、みんな覚悟がきまっていてただただ震える凄まじい作品だった。
- 虫と歌 25時のバカンス 市川春子短編集
どの短編にも人外が出てくる。宝石の国もだけど、市川春子は「人間はどうしようもなく未熟で未完成な生き物」という思想を強く感じる。 中でも25時のバカンスは描写が細かくて飛び抜けてよかったと思う。
- 宝石の国 6 ~ 13巻
市川春子先生どんだけ人間滅ぼしたいんだよ…