再読。やはり最高のSF。
以下適当感想。
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ワンの絨毯はやっぱり面白い。宇宙人を探した結果、宇宙を見つけてしまうとかいうぶっ飛とびアイデア… しかもこれがディアスポラ計画そのものに対する皮肉になっているのが面白い。
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途中からオーランドが実質主人公なんじゃないかってくらいヤチマの陰が薄い。
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ヤチマに人間の心があまりなくて驚く。パオロに笑いながら酷い冗談いうし。 孤児だから、ということなんだろうけども。
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最後にヤチマがパオロに子供でも作る?と聞いて「うーん君とはちょっと…」って拒否られるのは笑った。
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散々トランスミューターの後を追っかけて最終的に出会えないのはやっぱり面白い。結局引きこもってるしなんなんだあいつら。
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最後のヤチマの選択はやはり泣く。すべては数学なのだ…(イーガン数学好きすぎだろ)
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とてつもなく遠くまで旅をした結果、原点に立ち返って序盤を回収していくのは感動的。このラストだけで最高傑作だと思う。
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今回再読してパオロの選択もいいな…と思った。人生の完結。一番幸せかもしれない。
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ディアスポラ、改めて「無限の寿命があった時にどう人生を終わらせるか?」の物語だなと思った。