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初アレステア・レナルズ。スペースオペラの人、というイメージで、「啓示空間」はずっと積んでいる。1000ページ超えのスペオペはなかなか腰が重い…
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今回、あらすじで19世紀の航海ものと知って、読む前から夢オチ(実は宇宙でしたー)だったら嫌だなーと思いながら読んでたら本当にそうで萎えてしまった。
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そんなことを考えながら読んでいたのもあって、何度も夢を繰り返すシーンはくどく感じた。
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意外な展開といえばそうなんだけど、どれもなぜか既視感あるものばかりで驚くというよりはへえ〜って感じ。AIネタも手垢がつきまくってるというか…
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SFだけどギミックはかなりミステリだよなー。どんでん返しありきで作られた感じがする。そういうのは正直もう飽きちゃった… なんか最近はホラー✕ミステリみたいに、他ジャンルにミステリ要素を絡める作品が流行ってる気がする。
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あまりフィクションに触れてない中学生の頃に読んでたら大興奮してたかも。記憶を消したい。
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球の裏返し問題が小説そのもののメタファーになってるんだと思うけど、なぜあの問題を解くことがみんなを救うことにつながるのか、という部分が無理矢理に感じた。なぜか船員に数学マンがいるというのはシュールで面白かったけど。
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全体的に良くできているし面白くはあった。傑作というほどではないな…くらい。あととてつもなく読みやすかった。
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これならなんとなく敬遠してた啓示空間もサクサク読めそうに思えたので、レナルズ作品に触れられたという意味でも良かった。