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もののあはれ

もののあはれ
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自己犠牲ヒロイック精神で間違いなくいい話なんだけど、いかにもステレオタイプな日本観でなんか笑ってしまう。

おれは日本人の心をもってないのかもしれない…と多少不安になった。

円弧
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不老不死もの。 死があってこそ生に意味が生まれる、まあ、せやな…

無限に可能性があるからって全てを先延ばしにして何も成し遂げられないのはなんかわかる笑

主人公が自己中心的すぎるせいでまったく好感がもてなかった…

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世代宇宙船に不老不死の技術がもたらされるが、それを利用するか?という逡巡というか議論が起こるのが新鮮。

短編集の中で一番スケールがでかいSF。神話ネタが多く、文学性も高い。

ケン・リュウってSFファンというよりは文学好きに評価されてるイメージ(というか偏見)。

1ビットのエラー
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信仰は脳のエラーに過ぎないと信じる主人公が、信仰を持つ?彼女の事故死をきっかけに信仰心を持とうとする話。 なんか既視感あると思ったらテッド・チャンの「地獄とは神の不在なり」ネタ。

しかし、まさに1ビットのエラーによって信仰心が芽生えた直後、それがエラーであることを認識してしまって信仰心が消えてしまう。 まさに「地獄とは神の不在なり」なオチ。

宇宙線でメモリエラーが発生してしまうのはIT系以外の人に伝わるんだろうか?

良い狩りを
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終盤カオスな展開で超エモい。今まで読んだ中で一番良かった。 SFマガジンのオールタイムベストに入ってたのも納得。