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『博士の異常な愛情』感想

超ブラックコメディ。 TABOO1と志人の『禁断の惑星』のMVで『ファンタスティックプラネット』と本作がサンプリングされていてずっと気になっていた映画。

機械任せで未来泣かせな博士の異常な愛情によりバイオ倍増し大量のプルトニウムの雨が地上では降るという

めちゃめちゃ面白いんだけど、ずっと「これ笑っていいのか…?」って思いながら観てた。 笑いたいけど笑えなくて困惑、地味に初めての感覚かも。 終盤の爆弾投下とストレンジラヴ博士が右手を挙げてしまうシーンはわかりやすくて素直に笑えた。 人類滅亡シーンで楽しい音楽が流れるのはこれが元ネタだったんだなー。

ストレンジラヴ博士のモデルとしてフォン・ノイマンが挙げられる(ゲーム理論的に考えて真っ先にソ連を核で攻撃するべきと主張したといわれる)のを知っていただけに、現実でも全然起こりうることなんだよな…となって真顔になった。 ロシアもウクライナに宣戦布告して今だに戦争つづいてるしなあ。人間は愚か。

観る時代で受け取り方が異なってきそう。放映当時の冷戦真っただ中もどうだったんだろう。 核戦争が起こる危険性がない未来(そんな時代来るのか???)に観ると全力で笑えるんだろうなあ…