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The Witness感想

この記事はけっこうネタバレを含みます。The Witnessをプレイしましょう。

The Witnessをクリアした。
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神ゲーだった。といっても完全クリアはまだで、風景パズルとか全然解けてない。

簡単に言うと「法則を推測しながら一筆書きパズルを解いていく」パズルゲームなのだが、最初は通用していた法則が問題を解いていると通用しなくなり、仮定していた法則を変更せざるを得なくなる瞬間がなんども訪れる。これが最高に面白かった。

大げさだけど、ニュートン力学をはじめとした古典力学で説明できていたものが、それでは全く説明できない現象にぶち当たって量子力学という学問が生まれたように、まさに物理学の発展の過程だな~とおもった。 実際、大学で物理学を講義をうけていたときは「この理論は間違っていたので新しい理論が生まれました」みたいなちゃぶ台返しが頻繁に起こっていて面白かった。 物理学はそういった修正を繰り返しながら漸近的に真理に近づいていく学問なんだよなー、ということを思い出した。ちょっと飛躍しすぎか。

でもwitnessはその辺絶対わかってやってるよなーと思った。隠し映像でファインマンの講義があったりしたし。

風景パズル
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このゲームをやっていると風景に無数のパズルが仕込まれていることに気づく。 これが日常にも侵食してきて、何気ない日常の風景にも何か意味が隠されているんじゃないかと疑心暗鬼になる。 ほとんど病気というか、まさにbloodborneで啓蒙が上がると見えないものが見えてしまい、発狂しやすくなる、みたいなものだと思った。一般的なクトゥルフ用語だとSAN値(正気度)になるのかな? 人を狂わせるとんでもないゲーム、それがThe Witness。

なんて言いながらも島を冒険しながらパズルを解くのはめちゃめちゃ楽しかった。 すべてに意味があると思いこんで夢中になるのは楽しい。それがすべて幻想だったとしても。